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みなさんは、外壁塗装や屋根の塗装など経験されたことはありますか?
20年ほど前にお家を建てられた方ならば、多くの人が経験していると思います。
塗装やさんは、〇〇塗料1液型とか▽▽塗料2液型などと資料を持ってきてくれますよね。
近年ではフッ素系シリコン系が人気ですが、これは単に材料の違いです。またこの材料の違いについては、違う日にコラムとしてあげられたらと思います。
しかし1液、2液型とはなんなのでしょう?
あ、プラモや彫刻など造形に詳しい人は分かる・・・かな?しかし普通は皆さんわかりませんよね。今回はそれについて、簡単にお話ししていきます。
まず塗料というのは、それだけでは塗ることができません。
どんな状態かというと、とても濃ゆーい状態で缶に入っています。そこで何らかの方法で薄めて、塗れるようにしないといけませんよね。
わざわざ何らかの方法というには水だけではありません。
もちろん水に溶ける塗料もあります。水性ペンのようなものです。あ、雨に濡れたからといってペンキが落ちちゃうわけじゃありませんよ?
そしてもう一つはシンナー(溶剤)に溶かすものです。油性ペンのようなものですね。
そうして溶けて塗れるようになりました。
ここで注意が必要です。
塗料には、それを溶かして塗って固まるものと固まらないものがあります。これが1液と2液の違いです。
1液型というのは、塗って乾いたら強固な塗装の膜を生成します。
1種類の塗料液と溶剤だけで作業ができるので、作業員も少し楽になりますし、材料費も抑えられるため低コストなものが多いです。
2液型と呼ばれるものは、溶剤の他に硬化剤というものを使用します。
これがあることによって、初めて強固な膜を生成することができる塗料なのです。
2つの種類の塗料が化学反応を起こすそのメカニズムにより、1液型よりも強固な塗装面をもつものが多いです。もちろん長持ちや強度には、素材そのものの強固さであったりが関係しますので、一概にはどっちが強いとは言い切れません。これは1液型のほうが低コストというのも同じ問題ですね。
1液型と2液型というのは、こういう違いがあるのだということを念頭に塗料選びをされると良いでしょう。
もちろん私たち塗装やさんは塗料についても日夜勉強しています。困ったことがあれば、いろいろ質問してください。