瓦について
今回は屋根材の中で瓦について書きたいと思います。
瓦は、昔から日本にある最もポピュラーな屋根材です。通常、瓦と言った場合は、この粘土系(瓦)を指します。粘土を主原料として成形し、高温で焼いたものです。
特徴としては耐久性が高く50年から100年以上残っている瓦もあります。
色目の種類も増し瓦に色を付ける場合は、色を付けてから焼くので雨風によって色褪せしません。デザインも様々でスタイリッシュなフラットF型や波型が強い洋風なS型、昔から使われている和風なJ型まで幅広く使われます。
遮音性が高く屋根下地と瓦の間に空気層があり、さらに瓦の密度が高いので、雨音が家の中にいても気になりません。
メンテナンス費用は少ないですが初期費用が高くなります。ただ瓦のメーカーやF型、S型等の形によっても価格帯に差がありますので一度お見積もりを取って見てもいいと思います。
メンテナンスについては基本的に瓦自体のお手入れは少なく、もし台風などの飛来物により割れてしまっても部分的に1枚からの交換が可能なため費用を抑えることができます。ですが、棟瓦や軒先瓦の隙間を埋める漆喰と呼ばれる土など瓦以外の部分はどうしても劣化してしまいます。毎年でなくてもいいですが、定期的に点検をするなどをしますとより長持ちします。