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見積りの明細にシーラー、フィラー、プライマーのどれかの言葉を目にしたことがありませんか?外壁塗装の欄にあるから多分塗料の名前なのかな?と思われるかと思いますが、これらはすべて下塗り剤を意味しています。塗装は基本、下塗り→中塗り→上塗りをしますが、この”下塗り”で登場するのがこれらの3つです。中塗り、上塗りの密着力を上げるため、仕上がりをよりよくするためにこの下塗りを行います。ちなみに塗料によっては塗装工程を4回塗りするものもありますので、かならず3回とは限りません。
シーラーの語源は、「接着する」や「覆い隠す」といった”シール”からきています。密着力の高い下塗り剤で、主にモルタルやコンクリートなどの素地に適しています。
英語で「埋める、詰め物、充填材」という意味を持つフィラーは、下地がでこぼこしていたり、モルタルのヘアークラックを補修する際に平らにならすために使用します。一般的に外壁材がサイディングの場合は使用することはないでしょう。
プライマーは英語で「最初に塗る塗料」という意味があり、下塗り材のことを称してプライマーと呼ぶこともあります。ちなみにシーラーとの違いはいろいろ言われていますが、正しく定義するものはないのでほとんど同じと考えてもいいかと思います。
劣化の進んだ外壁は塗料を吸い込んでしまうこともあります。シーラーやプライマーはその吸い込みを止める役割も果たしているので、吸い込みがを止めるように多く塗布することもあります。どんなに良い塗料を使っていても下塗りがしっかり塗られていないとすぐに剥がれ落ちてしまいます。これらの下塗り材をしっかり塗布することで、より塗料の密着力をあげ、仕上がりをよくしているのです。