タイルについて
タイルの原材料は土や石を高温で焼き固めたもので、強い陽射しや風雨にさらされる過酷な環境でも変色や劣化しにくいという特徴を持ちます。材料自体の耐候性や耐久性はほかの外壁材に比べても非常に優れています。
一概にタイルと言ってもいくつか種類があり、大きく分けて磁器質、せっ器質、陶器質と3つに分かれ、吸水性の違いにより分類され。デザインや使用される地域等によって使い分けます。
他に、タイルの留め付けの方法でも湿式と乾式といった2つの方法があり、湿式はモルタルを下地で塗りその上にタイルを張っていく方法で、乾式は専用金具や専用ボンドなどで下地材に留め付ける方法です。今は施工性が高い乾式が一般的に普及しています。
メンテナンスとしては、タイル自体に物が当たり破損したり、地震などにより剥離した場合は部分的に修繕が必要になります。
デメリットとしては一部のメーカーでは価格を抑えてタイルを施工できますが基本的にイニシャルコストが高いです。あと、気を付けなければいけない事が乾式の場合はタイル下地材の状況が分かりにくく、湿式の場合も、下地のモルタルの劣化や地震などによりひび割れの恐れがあるため、タイル自体は良くても下地の定期的な目視等の確認が必要です。
そのほかの外壁材についてもまた、後日書きたいと思います。