外壁の汚れが気になる方は低汚染塗料つづき
前回の低汚染塗料のコラムの続きで具体的な商品を上げながらご説明いたします。
1つ目が、 ナ ノコンポジットです。 親水性・ナノテクノロジー 世界で初めてナノテクノロジーが応用された塗料。 ナノレベルで均一な塗膜を形成する。 水性シリコンの他、ラジカル制御機能を追加されたフッ素、防藻に特化した防藻プラスをラインナップ
2つ目が、スーパーセランシリーズです。 汚れを寄せ付けない無機と有機の硬い塗膜が特徴の超長寿命塗料。 汚れにくかった塗装直後を20年以上に渡ってキープするという常識破り。溶剤から水性、そして遮熱塗料までをラインナップ
ここで、低汚染塗料は何故、汚れづらい?汚れを防ぐ、汚れを落とすメカニズムとして5パターンあります。
1.親水性です。塗膜が非常に水と馴染みやすい特徴を持っています。塗膜に汚れよりも水の方が付着しやすいのです。これにより、外壁に汚れが付着した場合でも降雨などがあった場合、汚れと塗膜の間に水が入り込みます。汚れはその下に入り込んだ水によって浮かされ、洗い流されます。
2.紫外線による汚れの分解(光触媒)です。塗膜に付いてしまった汚れを紫外線(太陽光)で分解します。当初は頑固だった汚れも、分解されることにより、壁面への付着力が弱まります。付着力が弱まった汚れは降雨によって洗い流されるので、綺麗を長くキープできます。
3.ロータス効果による自浄性(超撥水)です。ハスは泥の多い池や沼に育つが葉や花に泥が付着せず、きれいな状態を保ち続けます。泥が付着せず、きれいな状態を保ち続けることをロータス効果と呼び、ハス(蓮)の葉の表面の微細構造とその化学的特性を塗膜表面に再現することが可能になりました。
4.ナノレベルでの密度の高い塗膜の実現です。一般的に表面に凹凸があるものよりも、滑らかなものの方が汚れは溜まりにくいですよね。ナノレベルで塗膜の密度を高くし、汚れの入り込む隙間をなくせば、必然的に汚れにくくなります。
5.汚れを寄せ付ける帯電の解消です。お部屋の中で家電製品の裏が不自然なほどに汚れているのは手が届かず、掃除しなかったからだけではありません。静電気による帯電が汚れを呼び寄せていることも多いのです。外壁にも同様のことが起きえますが、帯電しないような機能を持った塗料も存在します。
外壁塗装用の塗料のうち、いずれかのメカニズム、もしくは複数を持っているものが低汚染塗料となります。