コンクリート・セメント瓦の塗装にはご注意を!【岡崎市】
瓦というと粘土瓦セメントやコンクリートを主原料としたセメント瓦やコンクリート瓦(乾式洋瓦・モニエル瓦)も存在します。セメント瓦やコンクリート瓦は見た目が粘土瓦とほぼ変わらないものから、成型の自由度を活かしてさまざまな形のものが存在します。
ご存知のように粘土瓦は塗装の必要がありません。塗装することは可能なのですが、してしまうと定期的に塗り替えを行わなくてはならなくなりますので、余計な費用が発生することになるので、お勧めしません。塗装が必要となる瓦はセメント瓦やコンクリート瓦です。
セメント瓦とコンクリート瓦、見た目が非常に似ています。似ているというよりも製品によってはほぼ同一なので、見分けがつきません。
一般的の方なら、見分けがつかなくても日常生活に支障が出ることは全くないでしょう。塗装屋さんの場合は大変なことになります。
下塗り材に間違ったものを使ってしまうと、すぐに塗料が剥がれてきてしまうからです。 唯一の見分ける方法は瓦の小口(端の断面の部分)の違いだけです。ここが滑らかならばセメント瓦で、荒く凸凹しているならコンクリート瓦です。
セメント瓦とコンクリート瓦では、塗装のやり方に違いがあります。
セメント瓦を塗るつもりで、コンクリート瓦を塗ってしまうと剥がれてきます。以前にセメント瓦を塗装しており、今回も同じものだと思って塗ってしまい、剥がれてきてしまったというケースに苦しめられている業者はたくさんいます。
現在ではセメント瓦もコンクリート瓦もほぼ製造されておらず、そのような家の屋根も少なくなっています。今お住いの家がセメント又はコンクリート瓦の方はご注意ください。